二十世紀半ば頃製、天然のルビーを用いたピアスです。
直径2.5ミリほどの一石と、その周りを囲む
直径約1.5ミリの六石、計七石を花型にセット。
表面のカットが生み出すきらきらとした輝きが、濃く
鮮やかなピンクカラーを一層華やかに見せています。
地金には石の赤味を引き立てるゴールドを使用、
ルビーのお花の外側に同じく花を象った透かし模様を
合わせ、軽やかさと愛らしさを演出しています。
横から眺めると、モチーフの端と中央に高低差を設け、
センターに行くほど高くなるようデザインされています。
そのため耳に着けると、周囲の金細工よりも前面に
出たルビーのお花が、色彩の効果以上にぱっと目に
飛び込んでくるのです。
ぽつぽつとした大きめの爪も程よいアクセントに
なっています。
現代のジュエリーにも通じる洗練された雰囲気と、
石や細工に残るヴィンテージ特有の趣とが上手く
ミックスされた作品です。
年代 1940年〜60年代頃
国 ヨーロッパ
素材 ルビー ゴールド
サイズ モチーフ直径約1.1cm
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