1800年代中期〜後期頃製と推測されるリングです。
中央はエメラルド、少々淡く白濁したグリーンの色合いには、
かつての原石の姿を想像させる、ナチュラルな魅力が
溢れています。
エメラルドの趣に合わせてか、周囲を取り巻く十四石の
ダイヤモンドに施されたローズカットも、比較的
ラフな印象です。
シャンクにあしらわれた羽根のモチーフも、二種の宝石に漂う
どこか力強さや野性味のあるテイストに大変良くあっています。
地金にはゴールド、ダイヤモンド周辺と羽根飾りにのみ
シルバーを使用、トップ部裏側やリング部にも模様を刻み、
直接目にすることのないダイヤモンドの裏側までもが
四角く丁寧に整えられています。
自然に備わるものと細やかな人の手によるもの、異なる
性質の美が見事に調和した作品です。
年代 1800年代中期〜後期頃
国 ヨーロッパ
素材 エメラルド ダイヤモンド ゴールド シルバー
サイズ 9.5号
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