エメラルドとパールがお花を象るスティックピンです。
モチーフの裏側にはヘアーを収められるよう、小さなガラス蓋が
嵌め込まれています。

半分にカットしたハーフパールを、ギャザーのように襞を寄せた
ゴールド枠にセット。
正面からは枠の存在があまり感じられず、つややかなパールの
魅力がダイレクトに伝わります。

対照的に、中央のエメラルドは、ゴールドをしっかりと
アクセントにしたセッティングです。
相性の良い金色に引き立てられたグリーンが、一際印象的です。

シンセティックルビーならではの鮮烈なピンク、二色のゴールドを
使い分けた、アカンサスの葉を思わせる植物の彫りやラインも美しく、
かつての持ち主の、一輪の花に込めたメッセージがいかに情熱的で
ロマンティックなものであったか、つい想像せずにはいられません。

年代　　1800年代後期
国　　　ヨーロッパ
素材　　エメラルド ハーフパール シンセティックルビー ゴールド
サイズ　モチーフ部約1.8cm×0.8cm

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