1900年頃、ロシアで製作されたブローチです。
ペンダントヘッドとしてもお使いいただけます。
合計三十石のオールドヨーロピアンカット、ローズカットの
ダイヤモンドを地金に埋め込み、あるいは爪で高く掲げ、
異なるサイズやカット、セッティングを織り交ぜながら、
表情豊かな輝きを引き出しています。
花や葉の自然を主題としたモチーフ、イエローとグリーンの
グラデーションエナメル、流麗なライン、アシンメトリー
デザイン等、当時ヨーロッパ中を席巻したアールヌーヴォー
様式が、ロシアンジュエリーにも強く影響を及ぼしていたことが
うかがえます。
栄華を極めたロマノフ王朝終焉間近、まさに革命前夜といえる
時代のジュエリーには、歴史そのものとも思える重厚さと
ドラマティックな魅力を感じずにはいられません。
1898年〜1914年・モスクワの14金を示すホールマークが
確認できます。
年代 1900年頃
国 ロシア
素材 ダイヤモンド エナメル 14K(刻印有) シルバー
サイズ 約4.5cm×2.5cm
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