高さと膨らみのあるホワイトゴールドをベースに、ダイヤモンドと
サファイアを配した、アールデコのリングです。
直線、あるいは曲線の、1mmにも満たない隙間が整然と設けられた
ゴールド細工には、細やかなミルがびっしりと打たれ、地金の幅に
合わせ選ばれた小さなダイヤモンドが敷き詰められています。
その五十八石の煌めきを束ね集めるかのごとく、中央で大きく輝く
オールドヨーロピアンカットダイヤモンドの存在感はまた格別です。
肌に触れるぎりぎりの位置に四か所セットされたサファイアは、
指につけ正面から眺めるとライン状に、角度を変えると、半月型の
姿を現します。
白く眩い光の中、濃く深い青が全体の印象を引き締め、この控えめ
ながらも大変効果的で洒落た使い方からも、いかに高いデザイン性と
完成度を持つリングであるかがうかがえます。
年代 1920年〜30年頃
国 アメリカ(推定)
素材 ダイヤモンド シンセティックサファイア ホワイトゴールド
サイズ 7号
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