ダイヤモンドとオパール、デマントイドガーネットを合わせた
なんとも華やかで心惹かれる色合いのブローチは、1900年頃、
イギリスで製作されたものです。

デマントイドガーネットは一時採掘が途絶えた歴史を持つ、
大変希少性の高い宝石です。
中でも1910年代頃までのアンティークジュエリーに使われている
ロシア産のものは、とりわけ美しいことで知られています。

"デマントイド"の名の由来でもある、ダイヤモンドとの輝きの共演。
中央に配したオパールが呈する様々な色相の中には、時折
デマントイドガーネットと同様の鮮やかなグリーンが覗きます。
それぞれの魅力を引き立てあうような三石の選択を通し、宝石の
魅力を知り尽くす、優れたジュエリー職人の姿が垣間見えるようです。

ゴールドのつやを生かした、流れるような曲線を描く左右対称の
アールヌーヴォーデザインも秀逸です。

年代　　1900年頃
国　　　イギリス
素材　　デマントイドガーネット ダイヤモンド オパール 15ctゴールド（刻印有）
サイズ　約4.2cm×1.7cm

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